錬磨『Renka 、どうやら俺はここまでのようだ・・・』 錬磨『目的地はまだ先だが、お前なら大丈夫！１人で行けるさ』 錬磨『決して後ろを振り返らずに前だけ向いて進むんだ！』 Renka 『はい、はい、まだ10分も登って無いんですよ、バカな事を言って無いで早く登りますよ』 錬磨『いやね、もう膝が笑ってるんだよね・・・』 Renka 『私のローキックでとどめ指します？』 錬磨『・・・あっ、治った、登ります』 ・・・1時間後・・・ 錬磨『もう無理、もう無理、山岳救助隊呼んで』 錬磨『そうだ、三歩さん呼べば』 Renka 『良く頑張ってません！』 Renka 『頂上まではもう少しなんだから、行きますよ』 錬磨『お願いだから、もう少しスローペースで、体力オバケの君と一緒にしないで』 ・・・頂上・・・ Renka 『風が気持ち良いですね、それにこの景色、最高に癒されるじゃないですか』 Renka 『ハイキングなんて学生以来だけど、来て良かったですね』 Renka 『あれ？息してます？』 ・・・30分後・・・ Renka 『そろそろ下りますよ、この後も撮影が残ってるんでしょ？』 錬磨『そう、地元のタウン情報誌に読者モデルで申し込んだこの企画』 錬磨『秋の行楽！ハイキングと露天風呂と豪華食事特集』 錬磨『何処で間違ったんだ？なぜ俺まで登る羽目に』 錬磨『そうだ、あのクソ使えないアプリのアイがドタキャンしたからだ』 Renka 『なにを１人でブツブツ言ってるんですか』 Renka 『さてと、私に蹴り落とされて麓まで転がるのと、自力で下りるの、どっちにします？』 錬磨『もちろん自力で下ります』 ・・・後半へ続く・・・