図書館の時間に謎めいた本を発見したある運命の日、かなこはただの普通の高校生だった。その不思議な表紙に興味を持った彼女は、中に秘められた闇の秘密にも気づかずページをめくり始めてしまった。 そんな出会いが彼女の人生を永遠に変えることになるとは露ほども知らずに…。 まず最初に訪れたのは微妙な変化だった。街の古書店を通り過ぎるたびに感じる違和感や、自宅裏の廃墟となったお寺へふと足を向けてしまう衝動がそれだ。 そしてやってきたのが夢だ。鮮明で生々しいビジョンに心躍らせながらも恐怖を感じずにはいられない。 しかしそんなかなこに満月の夜が訪れる。一人ベッドの中で横たわっていた彼女は、足元から胸に向かって這い上がってくる何かを感じていた。心臓がドキドキと早く脈打ち頭の中をぐるぐると回り眩暈を感じていた。恐怖に目を見開いたかなこ自身の身体が目の前で変化し始めた。 どこからともなく触手が現れ、その細い体に絡み付いていく。木に登っていく蔓のように彼女の四肢を巻き付けながら上へと這い上がり逃げ出せないように捕らえているようだ。もがくかなこの手はその捕食者のように締め上げてくる力を振りほどくことはできずただただ苦しげに喘いでいた。 まるで彼女自身の恐怖を察したかのように触手は敏感な部分へと触れ始めた。一つはウエストを巻き付いており、柔らかな腹に優しく円を描きながらもツンと平らなお腹に当たる程度で触れてくる。もう一本は下へと伸びてきて太腿をそっと撫でてくる、その電流のような刺激が彼女の血管を通じて全身を駆け巡った。 一方ではふとももの間を通りぬけるように触手が割り込みぐいぐいと押し付けてくる。思わず身体はピクンと反応し、意識とは別のところで勝手に腰を浮かせてしまっていた。 そしてその姿が消え去ると彼女の肌には彼らの触れた痕だけが残された。引く度に一筋の蜜が残され、それが彼女自身の体に沿って彼らの通った道を記していた。 痛みと快感が入り混じり彼女の意識は錯乱し頭の中を支配していった。 時間が止まったかのように感じたかなこは縛られ無力な状態で抵抗することもできず、再びそのモンスター達が現れるのだった。この時ばかりは躊躇いや容赦はなく、むしろ彼らは執拗に攻め続け、白い肌を貪るように襲ってきたのだ。 「あっ…んぐぅ！」喉を巻きついた一本の触手が彼女の口を無理やり広げ、露わになった首筋へとむしゃぶりつく。別の一本はその狭い穴へと侵入し痛みと快感を与えながらも辛うじて内部を伸ばしていく。その動きは苦痛の中にも興奮を孕んだ喘ぎ声を上げるたびに彼らの食欲を刺激し、さらに深い場所へと誘っていく。 激しい責めによってビクンビクンと身体を震わせた彼女が涙ながらに口からはむはむと涎を垂らしながらも言葉にならない声でうめき苦しんでいる。しかしその抵抗にも関わらず触手は容赦なく攻め続け、激痛と快感が入り乱れる奇妙な痛みを与え続ける。 そしてやがて永遠とも思える時間が経過したころには彼らの動きは緩慢なものとなりお互いに交互に壊れた彼女の身体を貪り始めた。その一つひとつが敏感な場所へと吸い付いていくものであったためにもはや残された力は空っぽだった。 満足すると触手はそのままドロリとした汁と共に去っていった。彼らの征服の証明としての白濁液を後ろに残し、跡形もなく消えていったその姿を見た彼女は信じられないことにその中に自分自身が重たくなっていく感覚を感じ取っていた。 そして数週間が経ち数ヶ月へと変わる頃にはそんな堕落の中で彼女は生まれ変わった新しい主従関係にも慣れていった。毎夜触手の訪れを待ちわび、自分が何をされるか知っている。もしかするとそのうちに抵抗するでもなく彼らから与えられる倒錯した悦楽を受け入れるようになっていたかもしれない。 身体もまた異種族の侵入者に合わせて変化していった。彼女の曲線はより丸みを帯び、腰回りはさらに太くなりおしりもぷっくりと誘うように膨らんでいく。そして彼らが残した痕跡すらも肌に刻まれた永久のタトゥーとなり制服の下に隠そうとしても消えることはなかった。 Perftile >> https://perftile.art/users/friendly_guson >> 無料分、たくさん置いています。 Fantasfic >> https://fantasfic.fun/circles/2002