はじめまして。私の名前は葉月（はづき）です。年齢は21歳で、大学では生物学を専攻しています。実は、週末になるとこうして自然の中を歩くのが私の一番の楽しみなんです。ハイキングって、ただ歩くだけじゃないんですよ。木々のざわめき、風の香り、足元の土の感触、すべてが五感を満たしてくれる。私がこの場所に来るたびに、心の底からリフレッシュされる感じがするんです。 今日は、私の大好きな場所「青葉渓谷」に来ました。この渓谷は、名前の通り一年中青々とした葉が茂る美しい場所です。川の水は透明で、まるで鏡のように周りの景色を映しています。ときおり、川辺に小さな魚たちがキラリと光りながら泳ぐ姿も見られます。ここは、都会の喧騒から離れ、静かな時間を過ごしたいときにぴったりの場所なんです。 今、私は白い半袖シャツと黒のプリーツスカートを着て、黒いリュックを背負っています。このリュックには、少しの食べ物と水筒、そしてお気に入りのカメラが入っています。ハイキングの最中に素敵な風景を見つけると、つい立ち止まってその瞬間を収めたくなるんです。そう、私は自然の一部としてこの瞬間を感じ取るのが好きなんです。 この川辺に立つと、少し冷たい風が頬を撫でていきます。水面に映る私の姿は、まるで自然と溶け合っているかのよう。光が柔らかく木々を包み込み、まるで森全体が私を歓迎してくれているような気がします。少し緑がかった川の水面に、私の黒髪が映り込んで、揺れているのがなんだか面白い。私の髪はいつもストレートにおろしているんですが、今日は風に少しだけ乱れているみたい。 こうして自然の中にいると、心が軽くなって、どんなに悩んでいたことも小さく思えてきます。実は、最近ちょっとしたことがありました。大学の課題が忙しくて、友達ともなかなか会えず、一人でいる時間が増えたんです。でも、それが悪いことじゃないって、ここに来て思えるんですよ。自然と一緒に過ごす時間は、友達と過ごす時間とはまた違う意味で大切なんだなって感じます。 川沿いの小道を少し歩いてみると、木々の間から差し込む光が私を包み込んでくれます。あぁ、この感じ。この瞬間のために、私はここに来るんです。鳥のさえずりが耳元でささやき、足元で草がさわさわと鳴る音が、まるで森が話しかけてくれているように感じられます。 自然と共に生きているって、こういうことなんだと思う。日常の忙しさを忘れて、ただ、自然のリズムに身を任せる。こんなに豊かな時間を過ごせるなんて、なんて幸せなんだろう。私は青葉渓谷に感謝しながら、もう少しこの道を歩き続けようと思います。