ケンは夜空を見上げた。東京の空に瞬く星々の向こうに、何かが迫っている気がした。 「また、来るのか……？」 風が頬を撫でた。いつもの大学帰り。コンビニで買った焼きそばパンをかじりながら、彼は思い出す。 ダークマター帝国。宇宙の果てから現れた悪の軍団。奴らは銀河を侵略し、ついに地球に牙を剥いた。怪人たちは街を混乱させ、人々を恐怖に陥れる。だが―― 「ギャラクシーチェンジ！！」 その言葉とともに、ケンの体は光に包まれた。ブレスレットが脈打つように輝き、星の力が全身に宿る。 彼はギャラクシーへと変身した。 だが、正義のヒーローも万能ではない。大学のレポートは溜まるし、バイト代は交通費に消えるし、なにより空手道部の合宿が控えている。 「うわっ！また怪人かよ！？こっちは締切前で忙しいんだって！」 夜の公園、目の前に現れたのはダークマター帝国の怪人・ダストゴーレム。 「フハハハ！人間よ！汚染こそが宇宙の支配の第一歩……ゴミの力を思い知れ！」 「いや、マジでやめろ。地球が公害まみれになるって！」 ケンは焼きそばパンを口に放り込み、空手の構えを取った。 「行くぜ！！」 ギャラクシー VS ダストゴーレム。夜の東京に、熱い戦いの火蓋が切られた――！！ （つづく） 全部を載せたいのですが制限があるため、もし続きが気になる方はPageMeku（ページメク）をご覧ください。気に入っていただけたらハートマークをタップお願いします！