星間超戦士ギャラクシー / Interstellar Super Soldier "GALAXY"
10
0
フォローする
AIツール: StableDiffusion
モデル:reproductionSDXL_2v12
「また夢か…」
僕は、ケン。
しがない大学2年生だ。
夢の中では、いつも宇宙を漂っている。
暗い宇宙空間で、ただ一人、彷徨い続けている。
そして、必ず聞こえるんだ。
あの声が。
「ケン… ケン…」
誰かの呼ぶ声。
優しくて、懐かしい、そんな声。
でも、それが誰の声なのか、僕はどうしても思い出せない。
「おはよう、ケン!」
いつものように、アパートの二階から顔を出すと、隣の部屋に住むユキが声をかけてくれた。
「おはよう、ユキ」
ユキは、僕と同じ大学に通う、才色兼備の才女だ。
でも、ちょっとドジなところもあって、そこがまた彼女の魅力でもある。
「今日、大学の図書館で勉強しない?」
ユキが、にこやかに誘ってくれた。
「ああ、いいね」
僕も、ユキと一緒に勉強するのは好きだ。
彼女は、僕にいつも新しい発見をくれる。
それに、ユキと一緒にいると、あの夢のことも忘れられるような気がするんだ。
大学の図書館は、静かで落ち着いた空間だ。
僕は、ユキと一緒に、専門書を広げた。
ユキは、物理学を専攻している。
僕の専攻は、空手道だ。
一見、全く関係のない分野に見えるかもしれない。
でも、僕たちはお互いの分野に興味を持っている。
「ケン、この数式、どうやって解くの?」
ユキが、困った顔で僕に聞いてきた。
「んー、ちょっと待って」
僕は、ユキの質問に答えようと、数式を睨んだ。
その時、突然、図書館全体が揺れ始めた。
「地震!?」
ユキが、慌てて机の下に潜り込んだ。
僕も、ユキと一緒に机の下に潜り込んだ。
揺れは、すぐに収まった。
「大丈夫?」
僕は、ユキに声をかけた。
「うん、大丈夫」
ユキは、ホッとした表情で僕に微笑んだ。
その時、図書館の窓ガラスが割れ、黒い影が侵入してきた。
それは、人間のような形をしていたが、人間ではなかった。
「ダークマター…」
僕は、呟いた。
ダークマター。
それは、宇宙の彼方から地球を征服しようと企む、悪の組織の名前だ。
彼らは、怪人を操り、人々を襲い、地球の環境を破壊する。
「ギャラクシー…」
僕は、心の中で叫んだ。
ギャラクシー。
それは、僕が変身する、星の力を持つ超戦士の名前だ。
僕は、ユキに気づかれないように、そっと図書館の隅に移動した。
そして、ポケットに入れていた「ギャラクシーブレスレット」を取り出した。
「ギャラクシーチェンジ!」
僕は、心の中で叫んだ。
次の瞬間、僕の体は、眩い光に包まれた。
眩い光が収まると、僕は星の力を身に纏った超戦士、ギャラクシーになっていた。
「来たな、ダークマター!」
僕は、割れた窓ガラスから侵入してきた怪人に向かって叫んだ。
怪人は、カメレオンのような姿をしていた。
体の色は、周囲の景色に合わせて変化する。
「ククク… ギャラクシー… よくぞ現れたな」
カメレオン怪人は、不気味な笑い声を上げた。
「貴様の相手は、この俺だ!」
僕は、空手道の構えをとった。
カメレオン怪人は、素早く僕に近づいてきた。
「消えろ!」
僕は、右足でカメレオン怪人を蹴り飛ばした。
カメレオン怪人は、壁に叩きつけられた。
「ク… 貴様…」
カメレオン怪人は、怒り狂った。
「今度は、貴様の姿を消してやる!」
カメレオン怪人は、再び僕に襲いかかってきた。
僕は、カメレオン怪人の攻撃をかわしながら、隙をうかがった。
そして、カメレオン怪人の動きが止まった瞬間、必殺技を放った。
「ギャラクシーレッドスラッシュ!」
僕の拳から放たれた赤い光が、カメレオン怪人を直撃した。
「グワーッ!」
カメレオン怪人は、爆発した。
「やった…」
僕は、安堵した。
その時、図書館の入り口から、ユキが駆け寄ってきた。
「ケン! 大丈夫!?」
ユキは、心配そうな表情で僕に声をかけた。
「ああ、大丈夫だよ」
僕は、笑顔でユキに答えた。
「でも… その格好…」
ユキは、僕の姿を見て、目を丸くした。
「これは… その…」
僕は、言葉に詰まった。
ユキに、自分の正体を明かすべきかどうか迷った。
その時、再び、図書館全体が揺れ始めた。
「また地震!?」
ユキが、慌てて僕の腕にしがみついた。
「違う…」
僕は、空を見上げた。
空には、巨大な宇宙船が浮かんでいた。
「ダークマター帝国の… 宇宙船…」
僕は、呟いた。
宇宙船から、無数の光線が放たれた。
(つづく)
全部を載せたいのですが制限があるため、もし続きが気になる方は私のブログ「MochiMermaid’s AI Art Adventures」をご覧ください。気に入っていただけたらハートマークをタップお願いします!